爆サイの削除依頼方法を専門弁護士が徹底解説!

掲示板サイトの中でも、とくに地域密着型で有名なのが「爆サイ」です。同じ掲示板サイトである「2ch」に似ていますが、「爆サイ」は自らが住んでいる地域の情報を共有できることもあり、「地元ネタ」や「身内ネタ」など、内輪の話で盛り上がれるという特徴があります。
投稿されている内容の多くは、一部の人にしかわからないような話材であるものの、場合によっては個人が特定できるものも少なくありません。しかも、誹謗中傷記事も散見されます。

ここでは、爆サイの誹謗中傷対策について解説していきます。

爆サイの特徴

北海道から沖縄、そして海外まで、地域に特化した投稿ができる掲示板サイト「爆サイ」は、日本最大級のローカルコミュニティサイトです。本サイトに掲載されている内容によると、総投稿数は2億件を突破。地域密着型という強みを活かし、投稿数を増やし続けています。

ただ、実際の投稿を見てみれば分かりますが、投稿されている内容について真偽が不明なものも多いです。また、バイオレンス、アダルト、お金にまつわる話など、いわゆるアンダーグラウンドに関する投稿も多いため、サイトを閲覧する際には適切な情報の取捨選択も必要となります。

誹謗中傷の態様・特徴

爆サイは、地域に特化しているローカルコミュニティサイトであることから、いわゆる内輪のネタが多いという特徴があります。ただ、内輪の話であるのをいいことに、関係者であれば容易に個人が特定できてしまうような内容の投稿も散見されるのが実情です。

また、悪意のある無しに関わらず、投稿の内容は「悪口」や「批判」など、ネガティブなものが多いという特徴もあります。おもしろ半分で投稿されているものが大半なのですが、掲載されて本人にとっては、実社会にまで影響をおよぼしてしまうこともあるのです。

※誹謗中傷の意味や成立犯罪に関する情報はトップページへ http://hibouchushou.net/

爆サイにおける誹謗中傷の具体的事例

アダルト関係の投稿も多いことから、トラブル事例もまた、そちらの方面のものが多くなっています。たとえば、内緒で夜の仕事をしていた人が、個人情報を爆サイで掲載されてしまい、昼の職場に居づらくなってしまったという事案があります。まさに実被害です。

それだけではありません。悪意のある客が個人情報まで投稿してしまったことで、ストーキング被害にまで発生するようになったのです。このように被害者が女性の場合、身の危険にまで発展することが少なくありません。普段の生活まで脅かされてしまうのです。

爆サイへの削除依頼方法

爆サイで、個人や法人が嫌がらせや誹謗中傷、業務妨害やプライバシー権侵害などの投稿によって被害を受けた場合には、爆サイ.comに対して書き込みの削除依頼を出すことができます。
このとき、具体的な方法としては、基本的には爆サイの削除依頼フォームを利用します。

各スレッドやコメントの画面の一番下の部分に削除依頼フォームがあるので、そこに必要事項を書き込んで削除依頼を出します。

削除依頼フォームを開くと、レス番号と通報区分、氏名、削除の理由を書く欄が出てきます。(掲示板タイトルやスレッド番号ははじめから書き込まれています)
レス番号には問題となる書き込みのレス番号を書きますが、スレッド全体の削除を求める場合には「0」と書きます。

通報区分は「個人情報の記載、業者からの投稿、連続投稿、その他」から選択します。
氏名は任意ですが、返信用のメールアドレスは記入が必須です。

そして、削除が必要な理由(権利侵害の内容など)を詳細に書く必要があります。

これらが記入できたら、送信をして、削除依頼が終わります

削除依頼の連絡を受けると、爆サイ.comの削除人(管理者)がその内容を見て、規約違反があるかを判断します。
そして、問題があると考えられたら削除に応じますし、問題がないと判断したら削除は行いません。

爆サイの削除依頼への対応

爆サイ.comによると、削除依頼があった場合、対応するかどうかの判断は、基本的に依頼後72時間以内に行うと発表されています。

また、削除依頼を出すとき、同じ内容の削除依頼を連続して出した場合(72時間の間に同じ内容の複数の依頼をしたとき)や、威圧的な内容の削除依頼を出した場合には、爆サイ.comへの業務妨害と判断されて、その後の削除依頼に応えてもらえなくなります。

「今後同じような書込みがあったら、すべて削除してほしい」とか「〇〇という名前で書き込みがあったらすべて削除してほしい」などの依頼にも、応じてもらうことはできません。

爆サイで書き込み禁止措置がとられるケース

爆サイでは、「掲示板のあらし行為」や「求人掲示板以外の掲示板における勧誘や宣伝」、「URLの記載(個人法人を問わない)」については、厳重に禁止されており、一回でも行うと書き込み禁止措置の対象になります。

いったん書き込み禁止になった場合、その後どのような方法をとっても長期間が経過しても解除は行われないとされています。

そこで、相手の書き込みに上記のような規約違反があれば、通報によって削除してもらえる上、その投稿者に投稿禁止措置をとってもらえることになります。

削除対象となる禁止行為とは?

削除依頼フォームから依頼した場合、その依頼が正当なものか(独自のルールに該当しているか)をチェックします。
その結果が正当なものだとしても、依頼文章等により対応してもらえないこともありますが、まずはどのような内容が削除対象となるのか、について知っておく必要があります。

爆サイの利用規約が定める禁止事項は下記の通りです。

  • bakusai.com及びiina.tvドメイン以外のURLの記載
  • 各掲示板に指定されたテーマや情報から逸脱した内容の投稿
  • 同一内容の多数投稿や無意味な文字の羅列等の行為(マルチスパム投稿)出会いを求める投稿及び援助交際目的の投稿
  • 他人の名誉、社会的信用、プライバシー、肖像権、パブリシティ権、著作権その他の知的財産権、その他の権利を侵害する行為(法令で定めたもの及び判例上認められたもの全てを含む)
  • 本名、住所、メールアドレス、電話番号の記載(一般に公開されている情報・公人に関してはこの限りではありません)
  • 指定された掲示板以外での物品売買行為
  • 指定された掲示板以外での求人関連投稿
  • 有害なコンピュータプログラムなどにリンクするもの
  • 当サイトまたは当サイトに接続しているサーバーもしくはネットワークを妨害したり、混乱させたりすること
  • 犯罪予告、自殺への誘引その他他人を威迫・脅迫する旨が看取される内容を含むもの
  • 当サイトを利用しての宗教の宣伝を含む宗教的行為、および宗教団体の設立・活動、宗教団体への加入等宗教上の結社に関する行為
  • 詐欺、強迫、マルチ商法、ネズミ講もしくはその他の違法取引行為またはかかる取引への勧誘
  • 「麻薬及び向精神薬取締法」「銃砲刀剣類所持等取締法」によって所持、取引または取扱が規制される引き及び物質等の所持及び使用への勧誘
  • その他、日本国の法令が禁止する事項
  • 上記以外の、管理者が不適切であると判断する行為

(引用元:利用規約 http://bakusai.com/rule//

これらの事項に該当していなければ削除されません。
削除されない具体例は下記となります。

  • SNSやブログ、ホームページなどで一般に公開されている個人情報
  • 内輪では分かる名称だとしても、一般に特定できないような名称で書き込みがあった場合
  • 犯罪に被害者及び加害者に関する情報

※これは利害の公共性、公益性を図ることが理由です

削除依頼フォームについて

次に、削除依頼フォームについてご説明します。
まず大前提として、メールフォームから削除依頼申請することは止めましょう。
受け付けてもらえないことが殆どであり、複数回メールフォームから送ってしまうとブラックリストの扱いを受けてしまう可能性があるためです。
削除依頼フォームへは、各スレッド(コメント)が表示されている最下部に「削除依頼」のボタンから遷移できます。
各項目についての説明は下記となります。

  • 1:レス番号

    スレッド内で削除申請したいレスが書かれている番号を指定します。

  • 2:通報区分

    基本的には「個人情報の記載」か「その他」での申請となります。「その他」とは個人情報には関連しないが、権利侵害や誹謗中傷の内容が該当します。

  • 3:お名前

    ここでは個人情報を伏せたい気持ちになりますが、会社名、役職、フルネームで記載をすると削除される可能性が上がります。

  • 4:返信用アドレス

    削除依頼の結果などが返信されるメールアドレスです。YahooやGoogleなどのフリーアドレスを入力することも出来ます。このアドレスは公開されることはないので、会社のメールアドレスなどでも特段問題はないでしょう。

  • 5:削除依頼理由

    削除申請の理由を記載しましょう。
    後述しておりますが、申請文章には気を配る必要があり、感情的にならず、理論的且つ端的に禁止事項該当事由をしっかりと明記しましょう。文章例は後述致します。

削除依頼文の書き方例

削除依頼文は正しい日本語で、事実関係を示した上で作成する必要があります。
「正しい日本語で」とは文法は勿論ですが、マナーにも注意を払います。
威圧的な文章や礼儀のない文面では削除に応じてくれない場合があります。

削除依頼文の参考文例は下記となります。

初めまして。
株式会社○○の○○と申します。

この度は爆サイのレス削除の件でご依頼をさせて頂きます。

削除依頼をさせて頂いたレス番号●●にあります
「●●の●●●」
の部分が爆サイ利用規約●●に違反していると考えられます。

また、●●の内容が個人の権利を侵害しているものであると考えられます。

上記2点の理由により、●●を削除して頂けませんでしょうか。

以上でございます。

何卒よろしくお願い致します。

参考文例のように、明確にどの文言が違反をしていて、どのような違反があるのか、について端的に伝えましょう。
嘘を書くことや、誇張表現をしてしまうと削除人に悪い印象を与える可能性があることを留意すべきです。
また、利用規約を事前に調べ、事実だけを述べることを心がけてください。

万全の削除依頼でも応じないケースが多い?

爆サイ削除依頼についての注意点は以上です。
注意しておきたいポイントをまとめます。

  • メールフォームではなく、削除依頼フォームから削除依頼する。
  • 72時間以内に複数回、同じ依頼をしない。
  • 威圧的な文章は使わない。
  • 冷静にレス番号や違反内容を論理的にまとめる。

これらの内容をクリアして正当に削除依頼した場合、どれくらいの確率で削除がされるのでしょうか。
明確な数字は不明ですが、少なくとも個人からの削除依頼に対しては、対応してもらえないケースが多いと言われています。「個人からの削除依頼」はあくまでも任意請求であり、法的強制力を持たないことが理由です。
削除人からすると、削除してもしなくてもどちらでも良いわけです。
また、爆サイは誹謗中傷記事が投稿されやすい側面を持っており、そのような投稿は日々増えています。
それら全てに対応をしていたらサイトとして成立しなくなってしまうことも理由の1つです。
勿論迅速に対応をしてくれるケースもありますが、稀であることが現実であることを覚えておいてください。

爆サイが対応してくれない場合の対処方法

爆サイで不当な書き込みをされたとき、削除依頼を出しても、必ずしも対応してもらえるとは限りません。

その場合には、弁護士に依頼して、裁判所で「仮処分」の手続きをとることにより、問題の書き込みを削除してもらう必要があります。

爆サイでの嫌がらせや業務妨害の投稿を放っておくと被害がどんどん広がるので、困ったときには早めに弁護士に相談することをおすすめします。

当事務所の対応

誹謗中傷に該当する投稿に対して、どのような法的措置がとれるのかということについては、個別の事案ごとに判断する必要があります。そのようなことも考えて、経験のある弁護士に依頼するのがベストです。弁護士に依頼することで、早期の解決を図れることもあります。当事務所では、爆サイについては、複数の対応方法により適切に対処できる体制を整えているので、お気軽にご相談ください。

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