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5ちゃんねるの『まとめサイト』の風評被害対策

5ちゃんねる

更新日:2018/09/21

Webメディアを運用して、そこから収益を生むために重要なのは「PV(ページビュー)」、つまり閲覧数です。より多くの閲覧数を獲得することができれば、広告の収益が高まるだけでなく、影響力を得ることができるのです。だからこそ、広告収入を得ようとする場合は、多くの人が集まるサイトをつくることを目指すのが一般的です。

ただ、PV至上主義になってしまうと、他人のことを顧みずに行動してしまうかもしれません。たとえば、2ちゃんねるの情報を集め、まとめて掲載しているだけのいわゆる「2ちゃんねるまとめサイト」が、現状、数多くあります。これはまさに、PV至上主義の悪い側面と言えることでしょう。

本来であれば、自分たちでコンテンツをつくり、それを社会に配信することでPVを稼ぐのが正統なやり方です。それを2ちゃんねるの影響力を利用してPVを稼ぐというのはある意味邪道です。また、誹謗中傷のような書き込みがそのまままとめサイトに転載されて拡散してしまう可能性もあります。そこでこちらの記事では、2ちゃんねるまとめサイトの概要と誹謗中傷対策について解説していきます。

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国内有数の掲示板「2ちゃんねる」

数あるWebサイトの中でも、異彩を放っている2ちゃんねる。インターネットを利用したことがある人であれば、だれでも一度はその存在を耳にしたことがあるはずです。それだけ有名でありながら、誹謗中傷の書き込みが多くを占め、そのイメージはあまり良くないというのが実情です。

とくに注目するべきなのは、裁判件数の多さです。2ちゃんねるそのものに対する訴訟件数は明らかにされていませんが、創設者である西村博之氏に対する訴訟件数は、民事訴訟だけで数十件以上あると報道されています。しかも、そのうちのほとんどが敗訴しているのです。

このことからも分かるとおり、大量の誹謗中傷の書き込みの存在だけでなく、管理体制についてのイメージも悪化しているのが実情です。そのため、国内有数の掲示板でありながら、積極的に活用しているとは言いがたいアンダーグランドなサイトになってしまったのです。

2ちゃんねるから個人情報が流出することも

また、犯罪の温床になっているという指摘もなされています。具体的には、名誉毀損に繋がる誹謗中傷や個人情報の流出など、他人の実生活に影響をおよぼしかねない書き込みが散見されているのです。もちろん、罪に問われるべきなのは、書き込みをした当人となります。

ただ、2ちゃんねるそのものが犯罪を助長しているとも言えそうです。基本的には、書き込みを規制することもなく、そのまま放置しているのが実情です。しかも、創設者自らが、賠償請求に応じる姿勢を見せていないこともまた、2ちゃんねるの存在を如実に表しているといえるでしょう。

さらに問題なのは、「2ちゃんねるまとめサイト」の存在です。2ちゃんねるまとめサイトとはその名のとおり、2ちゃんねるの書き込みをまとめているサイトのことです。このようなサイトがあるために、2ちゃんねる内の情報が外に拡散されやすくなっているのです。

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流出はまとめサイトからも

日常的に2ちゃんねるを閲覧していない人であっても、2ちゃんねるまとめサイトから情報を収集していたとすれば、結果的に2ちゃんねるを閲覧しているのと変わりません。たしかに中には有益な情報もありますが、個人情報の流出や事実無根の誹謗中傷記事もあるのが実情です。

このように、2ちゃんねるを取り巻く環境は複雑に絡み合っています。そのため、誹謗中傷や個人情報の流出対策も難しくなっているのです。2ちゃんねるに書き込まれた内容が、スレッドの上限に達して見れなくなっていたとしても、まとめサイトにあれば閲覧可能です。

通常であれば、過去ログに入っている書き込みは、検索エンジンではヒットしません。しかし、まとめサイトやミラーサイト、あるいはコピーサイトに転載されている情報であれば、検索される場合もあるのです。誹謗中傷の対策は、その点にも注意する必要があります。

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2ちゃんねるの代表的なまとめサイト

以下に、代表的な2ちゃんねるまとめサイトを掲載しています。誹謗中傷に関する書き込みについては、2ちゃんねる本体だけでなく、まとめサイトもチェックしておきましょう。

「アルファモザイク」

http://alfalfalfa.com/

「おすすめ」「政治」「ニュース」など、カテゴリーごとに2ちゃんねるの内容をまとめているのがアルファモザイクです。閲覧しやすいインターフェイスなので、2ちゃんねるの内容を気軽に見られるのが特徴です。

「暇人\(^o^)/速報」

http://himasoku.com/

その名のとおり、ちょっと暇なときに楽しめる2ちゃんねるのまとめサイトが暇人速報です。画像なども数多く掲載しており、ビジュアル的にも楽しむことができるように工夫されています。

「哲学ニュースnwk」

http://blog.livedoor.jp/nwknews/

2ちゃんねるのなかでも、とくに哲学的な話題を中心にまとめているのが哲学ニュースnwkです。「オカルト」から「議論」まで、考えさせられるようなカテゴリーでまとめられています。

「ライフハックちゃんねる弐式」

http://lifehack2ch.livedoor.biz/

より生活を豊かにすることを求めるライフハックの視点から2ちゃんねるの投稿をまとめているのが、ライフハックちゃんねる弐式です。2ちゃんねる以外の情報についてもまとめられています。

「無題のドキュメント」

http://www.mudainodocument.com/

テーマを固定することなく、雑多な内容の書き込みをまとめているのは無題のドキュメントです。とくに、話題性が高いテーマを中心に取り上げているのが特徴です。

まとめサイトの風評被害対策

まとめ記事は一度転載されてしまった以上、2ちゃんねる本体の記事を削除してもまとめサイトの記事まで削除されるわけではありません。対象の記事を削除したい場合は、まとめサイトの運営者に直接依頼するしかありません。また、単に2ちゃんねるの記事を転載しただけのサイトは、発信者情報を保有していないため、投稿者を特定したい場合は、2ちゃんねるの該当する誹謗中傷記事を探すしかありません。

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まとめサイトからの流出は専門家へ

2ちゃんねるに関するまとめサイトだけでも、まだまだたくさんあります。それらすべての誹謗中傷の情報を削除するのには大変な手間と労力がかかります。当事務所では、各サイトに精通しているので、削除が短期間でできる場合もあります。お気軽にご相談ください。

誹謗中傷弁護士・藤吉監修のブログ

この記事の監修者

弁護士法人ATB

これまで、インターネット匿名掲示板等での『誹謗中傷』に悩む企業や人の相談を 3000 件以上受け、迅速に解決してきた弁護士事務所です。 「5ちゃんねる(2ちゃんねる)」「爆サイ」「ホスラブ」「X (旧Twitter)」など、数10種類以上のWebサイト、SNS、掲示板の投稿への削除依頼、発信者情報開示請求(投稿者の特定)等に、プロフェッショナルとして幅広く柔軟に対応しています。