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5ちゃんねる|逆SEOのメリット・デメリット

5ちゃんねる

更新日:2019/08/29

キーワード:

2ちゃんねるで逆SEOするのは効果的?

2ちゃんねるを見ていると、自分が誹謗中傷されているのを発見することがあります。
このようなとき、放っておくとその上方が拡散されて多大な被害を受けることになります。特に法人の場合には、自社の評判が低下して売上げも低下するおそれが高いですし、評判も落ちてしまいます。
このような場合、逆SEOをする対処方法がありますが、この方法は効果的なのでしょうか?
今回は、2ちゃんねるで嫌がらせ被害に遭ったときに逆SEOで対策をすることの有効性について、解説します。

逆SEOとは?

2ちゃんねるなどのインターネット掲示板で法人や個人が誹謗中傷や嫌がらせの投稿をされた場合、その情報を放置していると、情報がどんどん拡散されて被害が広まります。その掲示板を見る人が増えるだけではなく、他の掲示板に転載されることによっても被害が広まります。2ちゃんねるの場合、見ている人口が非常に多い上、まとめサイトなども作られていますし、個人のSNSに転載されることもあります。そのような転載が行われると、情報の完全な削除や情報の拡散を防止することがもはや不可能になってしまうこともあります。

このように情報が広がる前に拡散を防止するためには、人がその情報にアクセスできないようにするのが一番です。そして、多くの人は、インターネットの検索機能を使ってネット記事にアクセスしているので、検索順位を下げると、その記事にアクセスする人が減って、上方の拡散を防止出来ます。

逆SEOは、これを利用した方法です。通常のSEOは検索順位を上げる対策ですが、逆SEOでは検索順位を下げる対処をします。検索順位が下がって問題の記事にアクセスする人が減るので、結果的に被害を防止出来る、という仕組みです。

逆SEOのメリット

逆SEOには、メリットが大きいです。まず、逆SEOをすると、その記事の検索順位が下がるので、記事にアクセスする人が減って、被害の拡散が防止出来ます。早期に逆SEOで問題記事の順位を落としてしまったら、ほとんど誰にも見られないままその記事を底の方に落とすことができます。

また、逆SEOは、2ちゃんねるの記事削除ができない場合に効果的です。2ちゃんねるで嫌がらせをされたときには、記事削除がもっとも直接的で有効な対応方法になりますが、2ちゃんねるの管理人は削除に非協力的ですし、裁判を利用しても削除が認められないケースもあります。こういった場合、記事へのアクセスを減らすことが、代替的ですが効果的です。

逆SEOのデメリット

逆SEOにはデメリットもあります。まず、逆SEOをしても、記事自体は残ります。、実名検索などをされると記事を見られてしまいます。実名で誹謗中傷された場合などには、完全に被害を防ぐことができません。
また、逆SEOの業者選びにも注意が必要です。逆SEO業者には、違法な手段や問題のある手段を使って検索順位を下げるものがあります。こうした問題のある業者を利用すると、自分も共犯扱いになってしまうおそれがありますし、その事実が広まると、かえって自社の評判が低下してしまうおそれもあります。そのようなことになると、誹謗中傷記事を削除しようとしたのに逆にその記事が注目されてしまうおそれもあり、逆効果もいいところになってしまいます。

以上のように、逆SEOには危険性もあるので、この方法をとるときには十分注意が必要です。必ずどのような方法で逆SEOを行うのかを確認して、ホワイトな方法(合法的で問題のない方法)を使う業者に依頼することが大切です。

まとめ

逆SEOは、使用方法によってはメリットも高いですが、やり方を間違えるとかえって被害が広まるので、両刃の剣のような側面があります。

本当の意味での根本的な解決方法をしたいなら、やはり記事を削除させるのが一番です。そのためには、弁護士に依頼することが効果的です。今、2ちゃんねるで誹謗中傷被害に遭って困っているなら、逆SEOも良いですが、弁護士相談も検討することをおすすめします。

誹謗中傷弁護士・藤吉監修のブログ

この記事の監修者

弁護士法人ATB

これまで、インターネット匿名掲示板等での『誹謗中傷』に悩む企業や人の相談を 3000 件以上受け、迅速に解決してきた弁護士事務所です。 「5ちゃんねる(2ちゃんねる)」「爆サイ」「ホスラブ」「X (旧Twitter)」など、数10種類以上のWebサイト、SNS、掲示板の投稿への削除依頼、発信者情報開示請求(投稿者の特定)等に、プロフェッショナルとして幅広く柔軟に対応しています。