爆サイに削除依頼する効果的方法を弁護士が解説【テンプレ付】
投稿を爆サイの運営者に削除してもらいたいのですが、私が依頼しても対応してもらえます?
すぐに削除してもらうコツや注意点もあれば、ぜひ教えて欲しいです。
誹謗中傷等に悩む企業や個人から3000件以上の相談を受け、迅速に解決してきた法律事務所「弁護士法人ATB」が、このような疑問にお答えします。
最後までお読み頂ければ、「爆サイに対して削除依頼する方法・コツ・注意点」が分かります。
テンプレ(書き方の例文)も載せていますので、参考にして下さい。
爆サイ(爆サイ.com)のレス・スレッドを削除する方法
爆サイでは、個人に対する誹謗中傷やプライバシーを侵害する投稿に加えて企業に対する誹謗中傷も少なくありません。
しかも、爆サイの誹謗中傷は地域の狭いコミュニティ内で起こることもあり、他の媒体に比べて悪質なものも多いです。
そういった投稿を削除するために、爆サイに対して削除依頼することができます。
ただ、手順や方法などを誤ると、削除依頼が拒否されてしまったり、ブラックリストに入れられることも…。
どのようなレス・スレッドが削除対象になるのか?
投稿者にも(一応)表現の自由がある以上、依頼すれば何でも削除してもらえるわけではありません。
削除の基準については、
削除は利用規約に反しているか削除人の判断となります(「削除依頼について」より引用)
このように書かれています。
そして利用規約には、例えば次のような禁止行為が定められています。
5.他人の名誉、社会的信用、プライバシー、肖像権、パブリシティ権、著作権その他の知的財産権、その他の権利を侵害する行為(法令で定めたもの及び判例上認められたもの全てを含む)
6.本名、住所、メールアドレス、電話番号の記載(一般に公開されている情報・公人に関してはこの限りではありません)(利用規約より引用)
このような行為は削除対象となり得ますが、その判断は削除人が行います。
具体的な方法を解説
※画像はスマホ版ですが、PCからでも基本的に同様です。
①会員登録・ログイン
削除依頼するには、会員登録の上、ログインが必要です。
②スレッド下部のフォームから削除依頼する
画像出典:爆サイ.com
まず、削除して欲しいレスが書かれているスレッドに行きます。
次に、スレッドの下の方にある「削除依頼」のボタンを押します。
※これとは別に「お問い合わせフォーム」もあるので、間違えないように注意して下さい。
画像出典:爆サイ.com
・「スレッドNo.」「スレッドタイトル」
自動で入力されます(※上記画像では削除しています)。
・「レス番号」
削除して欲しいレスの番号を、正確に入力します。
レス番号は、1度の削除依頼につき1つのみです。
つまり「1と2」や「1から5」といった形では、削除依頼できません。
スレッド自体を削除して欲しい場合は、「0」と入力します。
・「通報区分」
適切な項目を選択します。
名誉毀損やデマを書かれた場合は、「その他」で良いでしょう。
・「依頼者名」
任意とされていますが、確実に貴方が誹謗中傷されたり個人情報が晒されていると伝えるには、正確に記載したほうが対応をしてもらえる確率は上がります。
・「メールアドレス」
アドレスで会員登録していれば自動で入力されます。
認証メールが届いたり、内容によっては確認のメールが送られてくる場合もあります。
確認が取れないと削除されない場合があるため、ご注意下さい。
画像出典:爆サイ.com
・「削除依頼理由」
感情的・威圧的にならず、利用規約のどの部分に、どういう理由で違反しているかしっかり記載しましょう。
・注意書きにあるとおり、弁護士以外(削除代行業者等)に依頼しないようにご注意下さい。
削除依頼理由のテンプレ(書き方の例文)
そもそも削除対象でないものは、いくら書き方を工夫しても削除されません。
しかし削除対象であっても、依頼理由が不十分だと削除されない可能性が高いです。
そこで、例えば次のように書きましょう。
〇〇に所属しております〇〇と申します。現在、爆サイの当スレッド(No.XXXX)のレス番号No.〇〇で、「私が〇〇した(投稿内容を引用)」などと記載されています。
この記載により、私の信頼などが低下して名誉を毀損されました(爆サイ利用規約の「(該当する規約を引用)」に違反しています)。 そして、「〇〇した」という記載は事実ではありません。 削除をしていただけるようお願い申し上げます。 |
スレッドごと削除する場合の注意点
画像出典:爆サイ.com
スレッドごと削除依頼する場合は、こちらの注意点に沿って削除依頼理由を記載して下さい。
しかし、スレッドそのものの削除は、そのテーマについて議論する場所自体を削除することになります。
ですから、例えば特定の個人や企業を中傷するためだけに立てられたスレッドなどを除いては、なかなか削除に応じてもらえません。
もっとも当弁護士法人では、スレッド削除の成功例も多数あります。
削除されるまでの期間は?
72時間を目処に行います(「削除依頼について」より引用)
とされています。
あくまでも「目処」ですし、72時間以内に削除するのか、72時間以内に検討を始めるのか(削除は72時間を越えることがあるのか)、明確ではありません。
当事務所で検証した結果としては、72時間以内に削除されない場合はその後も削除されないことが多いようです。
また、
同内容の連続した削除依頼(72時間以内に同内容の複数回の依頼)及び威圧的削除依頼は、弊社の業務妨害と判断し禁止リスト登録を行い、今後の依頼にはお答え出来なくなることが御座います。予めご留意ください。(「削除依頼について」より引用)
とされています。
焦る気持ちは分かりますが、何度も依頼すると逆効果になりかねないのでご注意下さい。
仮に、数日しても削除されないようであれば、弁護士への依頼も検討してみるといいかもしれません。
削除依頼に漏れがないようにしましょう
特定の人に対する誹謗中傷やプライバシー侵害が、複数のスレッドにまたがって投稿されることがあります。
ですから、偶然見つけたもの以外に、他のスレッドにも投稿されていないか確認しましょう。
そのために、爆サイの検索バーから、氏名や会社名など該当しそうなワードを検索します。
詳しくは、下記記事をご覧下さい。
より確実・スピーディーに削除したい方は、弁護士への依頼がオススメです
以上の方法を使って、本人でも削除依頼は可能です。
しかし、本人からの依頼では、削除に応じてもらえない場合もあります。
そこで、弁護士に依頼して次の方法を採れば、確実かつスピーディーに削除できる可能性が高まります。
①弁護士からの削除依頼
焦っていたり、感情的になっていたりして、方法を間違えたり、削除依頼理由の記載が不十分になることもあります。
この点、当弁護士法人所属の弁護士であれば、爆サイへの削除依頼経験も豊富です。
「削除対象に当たるのか?」「どういう風に書けば削除されやすいか?」といったことを考え、削除依頼を行います。
また、爆サイでは削除において弁護士専用のアカウントも登録できるため、そのアカウントを使用することでより確実な対応が見込まれます。
②裁判所に対して削除の仮処分を申し立てる
削除依頼に応じてもらえない場合、あるいは削除依頼を経ずに、裁判所に削除の仮処分の申立を行い、レスやスレッドを削除せよという命令を出してもらいます。
その命令が出れば、爆サイは基本的に削除に応じます。
当然ながら、申し立てが必ず認められるわけではありませんが、申し立てが認められるよう、弁護士が必要な主張や証拠の提出などを行います。
もちろん個人でも申し立て自体は行えますが、相当専門的な知識が要求されます。
当弁護士法人の費用の目安
こちらに掲載しております。
損害賠償請求するには、本人の特定が必要
以上説明してきた削除依頼は、爆サイに対して行います。
ですから、「書き込んだ人が誰なのか」という特定は不要です。
しかし、書き込んだ人に対して慰謝料や営業損害の賠償を求めるには、書き込んだ人の住所や氏名を特定する必要があります。
そのためには、発信者情報開示請求という手続が必要となります。
一度レスやスレッドを削除しても、同じような投稿を続ける悪質なケースもあります。
こういった場合は、書き込んだ人を特定し、闘う姿勢を見せることも重要です。
書き込んだ人を特定する方法については、下記記事で解説しております。
悪質な投稿は告訴や被害届の提出も検討
投稿内容によっては、投稿者を名誉毀損罪・侮辱罪・脅迫罪・業務妨害罪等で罰してもらうことも可能です。
ただし、警察は、爆サイに対して削除依頼はしてくれません。
詳しくは、下記記事をご覧下さい。
お困りの方は、当弁護士法人へご相談下さい
爆サイでは、度が過ぎた投稿が行われることもしばしばあります。
そして、一度書き込まれてしまうと、誹謗中傷や個人情報が瞬く間に拡散されるおそれがあります。
そこで、一日でも早く書き込みを削除する必要があり、そのためには一日でも早く弁護士に相談することがオススメです。
当弁護士法人は、削除の重要性を考え、土日を含めできる限り迅速な対応を心がけております。
もちろん、書き込んだ人の特定から損害賠償請求、警察への被害届の提出・告訴も全てお任せ下さい。
初回の相談は無料ですので(書き込み者は除く)、下記からお申し込み下さい。
まとめ
爆サイで、誹謗中傷・営業妨害・個人情報などを書き込まれた場合に、レスやスレッドを削除する方法をご紹介しました。