Hibouchushou.net Logo
弁護士法人ATBのサイトリンク

< 誹謗中傷対策マニュアル一覧に戻る

掲示板サイトの削除依頼方法を専門弁護士が徹底解説!

匿名掲示板

更新日:2019/08/29

キーワード:

不特定多数の人が個人的な見解や意見、あるいは知り得た情報を自由に投稿できるサービス、いわゆる「掲示板サイト」は、インターネット上に多数存在しています。しかし、中には個人や法人を誹謗中傷する不適切な投稿も掲載されているのも事実です。
とくに、名誉棄損的な書き込みやプライバシーを暴露するなどの誹謗中傷記事は、放置することで、さらに大きな被害へとつながってしまう場合があります。特に、最近の情報の伝播速度は驚くべきもので瞬く間に風評被害となって拡がります。
ここでは、掲示板サイトへの誹謗中傷対策について解説していきます。

掲示板サイトの特徴

掲示板サイトには、日本最大級のネット掲示板である「2ch(2ちゃんねる)」や、地域密着型で有名な「爆サイ.com」以外にも、予備校生のためのコミュニティサイト「ミルクカフェ」や女子のための掲示板「ガールズちゃんねる」など、人気のサイトが多数あります。

それらの掲示板は、あくまでも、ユーザー同士が交流することを目的に運営されています。ただ、運営側の意向とは裏腹に、他人への侮辱や特定個人への執拗な攻撃、あるいは業界におけるタブーの暴露など、誹謗中傷の温床になっているものも少なくありません。

誹謗中傷の態様・特徴

掲示板サイトにおける誹謗中傷の特徴は、事実無根に近いような内容で非難や批判がなされていることです。また、個人を具体的に特定できる中傷記事が掲載されていることも多く、場合によっては、個人の氏名がフルネームで、場合によっては住所などそのまま投稿されているケースもあります。

また、会社に至っては、ありもしないひどい対応を受けたかのような投稿や会社代表者の不倫の事実などまで記載されるようなこともあります。

掲示板サイトにおける誹謗中傷の具体的事例

ある一般企業の社員が、その対応の悪さを理由に、掲示板サイトに勤務先およびその対応を行った本人を特定できる情報を書き込まれてしまった事例があります。その社員の氏名だけでなく、勤務先の住所や電話番号までさらされてしまったため、迷惑電話などの被害が発生しました。

たしかにその社員の対応にも問題はあります。しかし、腹いせに掲示板サイトへ個人情報を掲載するのは許されることではありません。また、問題の根本的な解決にはならないばかりか、投稿者は軽い気持ちで書き込んでいることも多く、解決が難しいという側面もあります。

掲示板サイトにおける解決策

では、掲示板サイトにおいて誹謗中傷の被害にあってしまった場合、どのような対応をとればいいのでしょうか。ポイントは以下のとおりです。

1.誹謗中傷の内容を保存する

被害の状況を明らかにするために、また、その後のスムーズな事件解決のために、誹謗中傷の内容を保存しておくことが重要です。掲示板サイトでは、画面のスクリーンショット(キャプチャー)をとっておくなど、証拠を確保します。

2.各掲示板の「削除依頼」から削除を申請する

多くの掲示板サイトには、投稿された内容を削除してもらうための「削除依頼」が設置されています。メールやフォームから依頼するのが一般的です。具体的な手順ついては、各サイトに記載されているので、それぞれの内容をよく読んで進めていきましょう。その際、ただ気にくわないから削除してくれというだけでなく、どのような権利が侵害されたかを具体的に書いたほうがいいです。

3.裁判による法的措置

掲示板サイトに連絡をしても、必ず投稿が削除されるとは限りません。そのような場合には、裁判所に削除の仮処分申請を行うことで、問題の解決を目指すこともできます。手続きが専門的で複雑なため、専門の弁護士に相談してみるといいでしょう。

当事務所の対応

インターネット上の誹謗中傷に関しては、掲示板ごとの対応を把握している当事務所にお気軽に相談してみてください。被害が拡大する前に早期の相談をお勧めします。

誹謗中傷弁護士・藤吉監修のブログ

この記事の監修者

弁護士法人ATB

これまで、インターネット匿名掲示板等での『誹謗中傷』に悩む企業や人の相談を 3000 件以上受け、迅速に解決してきた弁護士事務所です。 「5ちゃんねる(2ちゃんねる)」「爆サイ」「ホスラブ」「X (旧Twitter)」など、数10種類以上のWebサイト、SNS、掲示板の投稿への削除依頼、発信者情報開示請求(投稿者の特定)等に、プロフェッショナルとして幅広く柔軟に対応しています。