X(旧Twitter)炎上事例から見る危険な「つぶやき」とは
X(旧Twitter)の炎上は、度々ニュースでも取り上げられる話題です。軽い気持ちで発言したことやアップロードした画像・映像によって、全世界から多くの批判を受けたり責任を問われる自体になったりする『炎上』。インターネット上で公開された情報は、例え投稿を削除したとしても、繰り返し転載や拡散をされる可能性があり、二次被害を受けることもあるでしょう。
X(旧Twitter)で炎上しないためには、どのようなことに気をつけるべきなのでしょうか?
この記事では、過去の事例から、投稿する際に気をつけるべきことや炎上してしまった際の対処法についてご紹介します。
炎上しないために気をつけたい4つの言動
この項目では、過去の事例から共通する4つの言動についてご紹介します。
度を越した悪ふざけをあえて投稿する
誰が見てもわかるような度を越した悪ふざけは、行為の稚拙さや軽率さなどから拡散されやすく、非難や炎上につながる可能性があります。
過去の事例では、以下のような度を越した悪ふざけが炎上しました。
- 小売・飲食店などで、従業員や客が冷蔵庫や冷凍ケースに入ったり食品を不衛生に扱ったりする写真を投稿
- コンビニや衣料品店、ボーリング場などで客が店員に対し土下座を強要し、その様子を投稿
- パトカーの屋根などに乗ったり、警察のバイクにまたがっていたりする様子を投稿
- 未成年が飲酒する様子を投稿
Tweetをした本人は「こんな(危ないorいけない)ことができるなんてスゴい」「普通のひとにはできない」と自身の存在を誇示したいという欲求があります。
ただし、これらの行為は世間から『バカッター』として、評価されてしまうこともあるでしょう。
度を越した悪ふざけは、X(旧Twitter)に投稿する以前に、行為自体をやめましょう。
不法行為や犯罪を示唆する内容と投稿する
不法行為や犯罪を示唆する内容を投稿した場合、事実であってもなくても、炎上する可能性が高い行為です。
過去の事例では、以下のような投稿が炎上しました。
- 有名人、芸能人などを名指しして、具体的に殺害予告や暴行予告と投稿
- 特定の建物や時刻を具体的に記載し、爆破予告や殺害予告を投稿
- 自身(他人)の下半身や性器などのわいせつな画像や動画を投稿
不特定多数の人が閲覧することができるTwitterは、『公の場(公然)』として扱われます。そのため、不法行為や犯罪を示唆する内容は、炎上するだけでなく刑事責任を問われる可能性もあります。
差別的な言動
性別や人種、国籍、考え方などに対し差別的な発言をする投稿は、発言の意図に反して多くの批判を浴びたり煽られたりして炎上する可能性があります。
これは、一般人や有名人に関係なく起こりうる問題です。
- 女性(男性)を軽視する発言の投稿
- マイノリティを嘲笑するような発言の投稿
- 特定の人種、国籍を批判する発言の投稿
- 誹謗中傷と捉えられる発言の投稿
これらは、過去のTweet(投稿)を遡って炎上するケースもあるため、見に覚えがある場合は炎上する前に削除したり非公開にしたりなどの対処が必要です。
有名人・企業担当の誤爆(操作ミス)
有名人や企業の広報担当としてX(旧Twitter)を運用している人が気をつけたいのは、操作ミスによる誤送信です。いくつかのアカウントを同時に運用している場合、誤って別のアカウントで投稿してしまうこともあるでしょう。
一般の方が個人のアカウントを複数使う分には問題ありませんが、有名人や企業の場合、小さなミスでも影響力が大きいため炎上してしまうこともあります。
不適切な投稿は責任を問われる可能性もある
不法行為や違法行為につながる投稿は、それ自体が証拠となるため、責任を問われる可能性もあります。
特に、不適切な投稿によってX(旧Twitter)を炎上させてしまった場合、自身が投稿を削除しても第三者によって転載されてしまうため、言い逃れができなくなります。
X(旧Twitter)の炎上が民事上の損害賠償請求や刑事責任を問われ、裁判に発展する可能性もあるのです。
X(旧Twitter)炎上対策|投稿する前に確認すべきこと
X(旧Twitter)を炎上させないためには具体的にどのようなことに配慮すればよいでしょうか。
以下は、投稿する前に確認すべきことをまとめています。
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度を越した悪ふざけ行為を投稿しない
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不法行為・違法行為をしない
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差別的な表現・誹謗中傷をしない
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個人情報・機密情報の取扱に配慮する
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複数アカウントを利用する場合は投稿前にアカウントを確認する
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情報を拡散する場合は発信元を確認する
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故意に嘘の情報を発信しない
まとめ
X(旧Twitter)で炎上してしまう原因は、明らかに非常識な言動であったり、投稿によって誰かの怒りを買ってしまったりするからです。
X(旧Twitter)は自分がタイムライン上で見かける人だけが投稿を見るわけではありません。フォロワーがリツイートすれば、そのフォロワーのタイムラインに表示されて拡散されます。
また、X(旧Twitter)のアカウントをもっていないユーザーであってもインターネット上からTweetを閲覧することはできます。そのため、多くの人の目にふれ、批判や非難が広まり『炎上』するのです。
X(旧Twitter)で炎上しないためには、赤の他人に堂々と話せないような内容の投稿は控えるようにすること1つの方法です。
この記事で、X(旧Twitter)の炎上に関する疑問が解消されれば幸いです。