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PINKちゃんねるに削除依頼する効果的方法を弁護士が解説

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更新日:2024/01/15

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PINKちゃんねる(ピンクちゃんねる)に、匿名で誹謗中傷・営業妨害・個人情報などが書き込まれたら、レスやスレッドを削除できるのでしょうか?
PINKちゃんねるの運営者に、私から依頼しても対応してもらえますか?
注意点もあれば、ぜひ教えて欲しいです。

誹謗中傷等に悩む企業や個人から3000件以上の相談を受け、迅速に解決してきた法律事務所「弁護士法人ATB」が、このような疑問にお答えします。

最後までお読み頂ければ、「PINKちゃんねるに対して削除依頼する方法・注意点」などが分かります。

PINKちゃんねるの特徴

画像出典:PINKちゃんねる

PINKちゃんねるとは、巨大掲示板「5ちゃんねる(5ch)」の外部掲示板で、アダルト系に特化し、18歳未満は利用できない点が特徴です。

5ch・爆サイ・ホスラブ(ホストラブ)などと同じように、匿名で利用できます。

そのため、アダルト関係について、誹謗中傷やプライバシー侵害などが多く書き込まれています。

被害事例紹介

・容姿に対する過度な批判が行われた。
・ホステス・キャバクラ嬢の住所や電話番号を晒された。
・源氏名でやっていたり、職場や家族に黙って仕事をしているにもかかわらず、本名・経歴・所属といった個人情報を晒された。
・風俗嬢・メンズエステのキャストが違法なサービス(本番行為)や枕営業をしているなどと書かれた。

こういった被害について、当弁護士法人にも、たくさんの相談が寄せられています。

対処法

レスやスレッドを削除するために、PINKちゃんねるに対して削除依頼できます。

ただ、手順や方法などを誤ると、削除依頼が拒否されてしまったり、ブラックリストに入れられることも…。

そこで、具体的な方法・注意点などを解説します。

どのようなレス・スレッドが削除対象になるのか?

画像出典:PINKちゃんねる

投稿者にも(一応)表現の自由がある以上、依頼すれば何でも削除してもらえるわけではありません。

削除の基準は、ガイドラインが設けられていますので、ポイントを解説します。

個人に関するもの

次の項目は、「重点削除対象」とされています。

・個人名・住所・所属
・電話番号
・メールアドレス
・誹謗中傷
・私生活情報

ただし、個人を一群・二類・三種に分け、削除対象となるかどうかを分けている項目もあります。

法人・団体に関するもの

原則放置と明記されています。

もっとも、電話番号については、明らかに公的なもの以外は一律削除対象、誹謗中傷については、明らかに誹謗中傷のみが目的と判断される場合は削除対象とされています。

その他の重点削除対象

・差別・蔑視
・荒らし依頼
・出会い
・児童ポルノ

削除依頼の方法

画像出典:PINKちゃんねる

削除依頼板が用意されています。

ここに、重点削除対象専用スレッド、テーマごとのスレッド削除・レス削除・重点削除のスレッドがありますので、該当するスレッドから削除依頼を行います。

削除して欲しいレス番号やスレッドをしっかり特定(指定)することはもちろん、削除ガイドラインのどれに該当するか、具体的に記載しましょう。

ここで注意が必要なのは、削除依頼は、原則として公開されるということです。

郵送・電話・メールなど、掲示板以外での削除依頼は原則として受け付けられていません。

ですから、削除依頼することで投稿者を刺激し、さらなる誹謗中傷やプライバシー侵害に発展するリスクもあります。

ですから、削除依頼の際には、必要なことを簡潔に書く方が良いでしょう。

また、後ほどご説明するとおり、弁護士から直接PINKちゃんねるに対して削除依頼することもできます。

削除されるまでの期間は?

削除依頼の注意」の中に、削除人の判断が2週間以上行われない時は、法人・団体の場合はメールで、通常削除の場合は長期未処理報告へ報告するように書かれています。

ですから、2週間を目安にすると良いでしょう。

削除されない場合の対処法は?

削除されない理由としては、

・そもそも削除対象ではない
・削除依頼に不備がある(レスの特定ができていない、根拠不明など)
・削除人の作業に時間が掛かっている

といったことが考えられます。

上記のとおり、2週間経っても削除されない場合は、その理由を特定するために弁護士に相談するのもオススメです。

より確実・スピーディーに削除したい方は、弁護士への依頼がオススメです

以上の方法を使って、本人でも削除依頼は可能です。

しかし、本人からの依頼では、削除に応じてもらえない場合もあります。

そこで、弁護士に依頼して次の方法を採れば、確実かつスピーディーに削除できる可能性が高まります。

①弁護士からの削除依頼

焦っていたり、感情的になっていたりして、方法を間違えたり、削除依頼理由の記載が不十分になることもあります。

この点、当弁護士法人所属の弁護士であれば、PINKちゃんねるへの削除依頼経験も豊富です。

「削除対象に当たるのか?」「どういう風に書けば削除されやすいか?」といったことを考え、削除依頼を行います。

②裁判所に対して削除の仮処分を申し立てる

削除依頼に応じてもらえない場合、あるいは削除依頼を経ずに、裁判所に削除の仮処分の申立を行い、レスやスレッドを削除せよという決定を出してもらいます。

その決定が出れば、PINKちゃんねるは基本的に削除に応じます。

当然ながら、申し立てが必ず認められるわけではありませんが、申し立てが認められるよう、弁護士が必要な主張や証拠の提出などを行います。

もちろん個人でも申し立て自体は行えますが、相当専門的な知識が要求されます。

当弁護士法人の費用の目安

こちらに掲載しております。

損害賠償請求するには、本人の特定が必要

以上説明してきた削除依頼は、PINKちゃんねるに対して行います。

ですから、「書き込んだ人が誰なのか」という特定は不要です。

しかし、書き込んだ人に対して慰謝料や営業損害の賠償を求めるには、書き込んだ人の住所や氏名を特定する必要があります。

そのためには、発信者情報開示請求という手続が必要となります。

一度レスやスレッドを削除しても、同じような投稿を続ける悪質なケースもあります。

こういった場合は、書き込んだ人を特定し、闘う姿勢を見せることも重要です。

書き込んだ人を特定する方法については、下記記事で解説しております。

悪質な投稿は告訴や被害届の提出も検討

投稿内容によっては、投稿者を名誉毀損罪・侮辱罪・脅迫罪・業務妨害罪等で罰してもらうことも可能です。

ただし、警察は、PINKちゃんねるに対して削除依頼はしてくれません。

こちらは5chに関する記事ですが、PINKちゃんねるでも同様です。

【違法】削除代行サービスにはご注意下さい

弁護士又は弁護士法人ではない業者が削除依頼することは、「非弁行為」といって弁護士法72条に違反する行為と考えられます。

実際に、違法とした裁判例もあります(東京地裁平成29年2月20日判決)。

ですから、安易に削除代行サービス業者に頼むことは控え、相談する場合は必ず弁護士にしましょう。

代行業者に依頼しても意味がないどころか、共犯とされる危険もあるのでご注意下さい。

また、「業者に頼んで費用だけ取られて、一切削除ができなかった」という相談も寄せられています。

その場合は、業者に払った費用を取り戻せる場合もありますので、ご相談ください。

お困りの方は、当弁護士法人へご相談下さい

匿名掲示板では、一度書き込まれてしまうと、誹謗中傷や個人情報が瞬く間に拡散されるおそれがあります。

そこで、一日でも早く書き込みを削除する必要があり、そのためには一日でも早く弁護士に相談することがオススメです。

当弁護士法人は、削除の重要性を考え、土日を含めできる限り迅速な対応を心がけております。

もちろん、書き込んだ人の特定から損害賠償請求、警察への被害届の提出・告訴も全てお任せ下さい。

初回の相談は無料ですので(書き込み者は除く)、下記からお申し込み下さい。

フォームで簡単!今 すぐ無料相談をする

公式LINEから相談内容を入力して頂ければ、自動で費用の見積もりが表示されます(そのまま無料相談の申込も可能です)。

まとめ

PINKちゃんねるに誹謗中傷やプライバシー侵害に関する書き込みをされた場合に、PINKちゃんねるに削除依頼する方法・コツ・注意点などを解説しました。

誹謗中傷弁護士・藤吉監修のブログ

この記事の監修者

弁護士法人ATB

これまで、インターネット匿名掲示板等での『誹謗中傷』に悩む企業や人の相談を 3000 件以上受け、迅速に解決してきた弁護士事務所です。 「5ちゃんねる(2ちゃんねる)」「爆サイ」「ホスラブ」「X (旧Twitter)」など、数10種類以上のWebサイト、SNS、掲示板の投稿への削除依頼、発信者情報開示請求(投稿者の特定)等に、プロフェッショナルとして幅広く柔軟に対応しています。