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5ちゃんねるで自分の書き込みを探す3つ検索法

5ちゃんねる

更新日:2018/09/12

2ちゃんねるに書き込まれた誹謗中傷を含むすべての情報は、インターネット上に保存されています。基本的には、スレッドの投稿上限である1,000まで到達しない限り、検索エンジンからも見つけることが可能です。問題は、過去ログ倉庫行きになってしまったスレッドの書き込みについてです。

過去ログとは、上限である1000に到達したスレッドが保存される場所です。過去ログに入ってしまった以上、検索エンジンからはスレッドタイトルしか検索できないとされています。そのため、問題の書き込みが閲覧できなくなってしまえば、見つけるのが難しいのです。

そのような場合において、誹謗中傷あるいは個人情報の流出につながる書き込みを見つけるにはどうすればいいのでしょうか。実は、方法があります。こちらの記事では、そのような2ちゃんねる特有の性質をふまえたうえで、上手な検索方法について解説していきます。

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情報が渦巻く2ちゃんねるの実態

2ちゃんねるのサイトを閲覧してもらうと分かるのですが、そこには、膨大な量の情報が蓄積されています。その多くは過去ログに入っているため有料会員にならない限り(https://premium.2ch.net/faq.html)閲覧できませんが、1,000に到達していないスレッドであれば自由に見ることができます。日頃からチェックしている人もいるかもしれません。

それだけに、2ちゃんねるはあらゆる情報の拡散元となっているという側面もあります。まだ噂レベルの情報であってもまことしやかに書き込まれていれば、その情報の真偽を確かめることなく、鵜呑みにしている人も多いのです。その結果、真実とは異なる内容であったり、真実であっても秘匿されるべき情報も拡散されています。

もしその内容が、特定の人物や企業の誹謗中傷であり、風評被害をおよぼすものであったらどうでしょうか。インターネット上で拡散した情報が、実社会に被害を与えている事例は枚挙に暇がありません。そのような事態に対して適切に対処しなければ、大きな被害へとつながってしまうのです。

2ちゃんねるはどのようにして普及してきたのか?

もともと2ちゃんねるは、アンダーグランドから広まってきたサイトです。投稿内容に関しても、他人のゴシップや悪口などの誹謗中傷に近いものが多く、ある意味においては不満のはけ口となっている側面があります。投稿しているユーザーに関しても、強い偏見をもっている人が少なくないのです。

そのような人たちによって利用されてきた2ちゃんねるだからこそ、投稿されている内容には注意が必要です。リアル社会では伝えられない内容のものでも、2ちゃんねるには平気で書き込んでしまう。そのようなことが、日常的に行われているのです。

また最近では、2ちゃんねるの書き込みをそのままコピーしているコピーサイトや、内容をまとめているまとめサイト、内部抗争から生まれたミラーサイトなど、書き込みをより拡散させるような環境が整っています。2ちゃんねるはまさに、社会的に無視できない存在なのです。

特定の情報を検索する場合

そのような2ちゃんねるにおいて、特定の情報を検索する場合にはどうすればいいのでしょうか。GoogleやYahoo!などの検索エンジンのように、書き込みを検索することは難しいのが実情です。なぜなら、冒頭で述べたとおり、書き込みの上限である1,000に到達したスレッドは過去ログに入ってしまうためです。

もし、いわれのない誹謗中傷や噂話で被害を受けていて、その原因が2ちゃんねるへの書き込みにありそうだと分かっても、過去ログに入っている以上、2ちゃんねる本体からは先ほど述べたように有料会員にならない限り閲覧することはできません。書き込みそのものを閲覧できなければ、対処のしようがないのです。

ただし、たとえ過去ログに入ってしまった書き込みであっても、他のサイトから閲覧することは可能です。そもそも論として、2ちゃんねるの書き込みを検索するには、書き込みそのものの状態を加味したうえで行わなければならないのです。その点をよく理解しておきましょう。

2ちゃんねるにおける上手な検索方法とは

では、2ちゃんねるの書き込みを検索するにはどうすればいいのでしょうか。具体的には次のような方法が考えられます。

2ちゃんねる本体からの検索

まずは2ちゃんねるの検索機能を活用してみましょう。トップページから「スレタイ検索」をすることができます。スレタイとはスレッドタイトルのことです。ここから、該当するスレッドタイトルを見つけることができます。2ちゃんねる本体での検索はスレタイ検索のみとなります。また、有料会員になれば過去ログの検索も可能になります。

ミラーサイト・コピーサイトでの検索

2ちゃんねるに書き込まれた投稿は、2ちゃんねる本体のみにあるとは限りません。各種ミラーサイトやコピーサイトにも転載されている可能性があるのです。たとえば、創設者である西村博之氏が運営する「2ch.sc」は、2ちゃんねる本体の内容をそのままコピーしています。合わせてチェックしてみましょう。

検索エンジンからの検索

また、コピーサイトやミラーサイト、あるいはまとめサイトなど、書き込みを横断的にチェックしたい場合には、検索エンジンから検索するのがもっとも手っ取り早いです。例えば、「個人名 2ch」などの検索ワードで検索エンジンで引っかからないもののみ、過去ログ倉庫をチェックしてもいいでしょう。ただし、抜けや漏れがないように注意したいところです。

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削除要請は書き込みを特定してから

削除要請および投稿者の特定に関しては、該当する誹謗中傷の書き込みを特定してからとなります。その際に、書き込みを保存しておくことを忘れないように。訴訟をする場合に、その書き込みの証拠が必要となるためです。検索後の対策として覚えておきましょう。また、投稿者の特定を行うには、ログ保存との関係で少なくても書き込みから3ヶ月以内に行う必要があることも注意しておきましょう。

 

誹謗中傷弁護士・藤吉監修のブログ

この記事の監修者

弁護士法人ATB

これまで、インターネット匿名掲示板等での『誹謗中傷』に悩む企業や人の相談を 3000 件以上受け、迅速に解決してきた弁護士事務所です。 「5ちゃんねる(2ちゃんねる)」「爆サイ」「ホスラブ」「X (旧Twitter)」など、数10種類以上のWebサイト、SNS、掲示板の投稿への削除依頼、発信者情報開示請求(投稿者の特定)等に、プロフェッショナルとして幅広く柔軟に対応しています。