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5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)の過去ログを閲覧する方法とは?

5ちゃんねる

更新日:2019/09/02

2ちゃんねるに投稿された誹謗中傷の書き込みは、その性質上、1000に到達した段階で「過去ログ」に保存されることになります。いわゆる「過去ログ倉庫行き」や「dat落ち」と呼ばれるものです。ただ、過去ログ倉庫行きになった書き込みでも、閲覧することは可能です。

具体的には、2ちゃんねるのコピーサイト(ミラーサイト)を利用する、2ちゃんねるまとめサイトを利用する、その他2ちゃんねるの過去ログを閲覧できるサイトを利用する、などの方法があります。どれも専門的な知識は不要なので、基本的には、誰にでも閲覧できることになります。

つまり、誹謗中傷や個人情報などの情報を拡散させないために、書き込みを1000に到達される「埋め立て」などの対策をしても、必ずしも抜本的な解決につながるとは限らないのです。2ちゃんねるにおける情報流出対策は、さまざまな視点からとらえなければなりません。その点について、こちらの記事でより深く考えていきましょう。

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2ちゃんねるにおける「過去ログ」とは

そもそもなぜ、過去ログ倉庫に入ってしまえば、情報の拡散を防ぐことができるのでしょうか。それは、スレッドが過去ログに入ることで、検索エンジンにヒットしなくなるためです。厳密には、スレッドタイトルのみ検索エンジンに引っかかることになります。

検索エンジンで検索しても情報が閲覧できないのであれば、誹謗中傷に関する書き込みも、個人情報の流出も、心配することはありません。誰かが故意に保存しているなどしていなければ、それ以後は、特別な対策をする必要がないと考えられるのです。

ただし、冒頭に述べているとおり、2ちゃんねるの過去ログを閲覧することは不可能では無いのです。しかも、その方法についてはインターネット等で簡単に調べることができます。つまり実情としては、過去ログを閲覧することは誰にでも可能ということなのです

悪質な書き込みが保管されている場合も

もし、悪質な誹謗中傷の書き込みがなされており、それが過去ログに保管されているとしたら。その書き込みをきっかけとして、たとえばコピペにより拡散されてさらなる被害が発生してしまう可能性もあります。該当するスレッドが1000に到達していたとしても、油断してはいけないのです。

ただし裏を返せば、過去ログにおいても自らチェックし、対策することができるということです。自分に関する誹謗中傷の情報が書き込まれてしまったが、過去ログに入っているために閲覧できない。このようなことも、過去ログの閲覧方法があることによって、対処できるのです。

あとは、どこで閲覧できるのか、ということがポイントとなります。それが2ちゃんねるそのもので読めるのか、それとも過去ログを保存しているサイトなのかということです。過去ログであっても2ちゃんねるの運営に削除依頼することは可能です。また、過去ログを保存している閲覧サイトに削除要請をすることも可能となります。

5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)本体だけの対策では不十分

このように、5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)に過去ログ行き(1000までの書き込み上限)という特性があり、さらに過去ログも閲覧できる方法が確立されているということから、誹謗中傷および個人情報の流出対策は、5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)本体だけを対象としていては不十分なのです。

意識しておきたいのは、5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)に書き込まれているかどうかではなく、どこで閲覧できるのか、そしてどこに依頼すれば削除ができるのかということです。この2点を加味したうえで、対策を講じるようにしてください。

いずれにしても、広く拡散してしまう前に、素早く対応することが大切です。とりあえず過去ログに入っているからと安心せず、過去ログを閲覧できるあらゆる方法を実施し、内容をチェックするべきです。その内容を保存して、すぐに対策をとりましょう。

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2ちゃんねるの過去ログを検索できるサイト

とくに、2ちゃんねるの過去ログを閲覧できるサービスを展開しているサイトがいくつか存在しています。代表的なものは次の通りです

「ログ速@2ちゃんねる過去ログ検索」

http://www.logsoku.com/search

過去ログ倉庫行きとなったスレッドは、スレッドタイトルしか検索エンジンにはヒットしません。裏を返せば、特定の書き込みを閲覧するための鍵となるのは、スレッドタイトルということになります。「ログ速@2ちゃんねる過去ログ検索」では、スレッドタイトルから過去ログを検索することが可能です。

「2ちゃんねる掲示板全文検索(`・ω・´) – zzzsearch」

http://www.zzzsearch.com/2ch/

検索キーワードを入力し、まるで検索エンジンのように2ちゃんねるの過去ログを閲覧できるのが「2ちゃんねる掲示板全文検索(`・ω・´) – zzzsearch」です。2ちゃんねるの過去ログ保存サイトにリンクしているため、キーワードから割り出した過去ログを閲覧することができます。

「2ちゃんねる 過去ログ倉庫」

http://yomogi.2ch.net/kakolog.html

スレッドタイトルもキーワードも特定できないのであれば、2ちゃんねる公式の「2ちゃんねる 過去ログ倉庫」を閲覧してみるのもひとつの方法です。ジャンルやタイトルから、2ちゃんねるにどのような書き込みがなされているのかを知るのにも役立ちます。

過去の情報までさかのぼって検索してみよう

くり返しますが、2ちゃんねるの過去ログを閲覧することは可能です。そのため、書き込みに対する抜本的な解決を実現するには、過去ログを閲覧できるサイトに対しても対処しなければなりません。その点をよく理解しておきましょう。

もし、自分への誹謗中傷などを発見してしまったら、慎重に対応を進めることをおすすめします。

誹謗中傷弁護士・藤吉監修のブログ

この記事の監修者

弁護士法人ATB

これまで、インターネット匿名掲示板等での『誹謗中傷』に悩む企業や人の相談を 3000 件以上受け、迅速に解決してきた弁護士事務所です。 「5ちゃんねる(2ちゃんねる)」「爆サイ」「ホスラブ」「X (旧Twitter)」など、数10種類以上のWebサイト、SNS、掲示板の投稿への削除依頼、発信者情報開示請求(投稿者の特定)等に、プロフェッショナルとして幅広く柔軟に対応しています。