X(旧Twitter)で危険な身バレしないでツイートする方法を解説
X (旧Twitter)で発信したいのですが、自宅や生活圏がバレてストーカー被害に遭わないか心配です。
身バレしないように注意すべきことを教えてもらえますか?
誹謗中傷等に悩む企業や個人から3000件以上の相談を受け、迅速に解決してきた法律事務所「弁護士法人ATB」が、このような疑問にお答えします。
最後までお読み頂ければ、「身バレせずにツイートする具体的な方法」が分かります。
今日から実践できる注意点を解説しますので、参考にして下さい。
X(旧Twitter)で身バレする危険
X(旧Twitter)は、いつでも、どこからでも、指先一つでツイートできます。
そのため、
・こういうイベントに参加した
・ここに新しいお店がオープンした ・ここのお店のランチが美味しかった |
こういった、日常生活と紐付いたツイートをする人は多いです。
その結果、身バレしてしまい、ストーカー被害に遭う危険もあります。
身バレのきっかけは、何気ない写真やツイートだったりします。
また、X(旧Twitter)は過去ログも簡単にさかのぼれるので、複数のツイートから総合的に特定されてしまいます。
被害に遭ってからでは遅いので、普段から十分すぎるほど注意して下さい。
身バレを防ぐ注意点
①フォロー・フォロワーなどの人間関係に注意
X(旧Twitter)では、他の人からでもフォローとフォロワーを見ることができます。
その人間関係から、地域や所属を特定できる場合もあります。
例えば、プロフィールに「○○高校」「○○大学」と書かれたフォロワーが何人もいれば、在籍校や出身校が予想できます。
②何気ない写真に注意
一枚の写真で自宅が分からなくても、複数の写真から絞り込まれることもあります。
注意すべき写真の具体例をご紹介します。
屋外撮影時
・マンホール
・特徴のある建物 ・自宅付近の飲食店や病院 |
このような写真を載せると、生活圏がバレてしまいます。
また、自動販売機・サングラス・窓といった反射する物に、周囲の風景が写ることもあります。
2019年には、アイドルの自撮りの瞳に映る「駅」をグーグル・ストリートビューで検索して特定し、ストーカー行為を行ったという事件がありました。
自宅内撮影時
間取りが分かる写真を載せると、大手賃貸物件検索サイトから、物件を特定されてしまう危険があります。
また、窓から見える風景、消した状態のテレビや鏡に写った風景から特定される危険もあります。
郵便物・宅配の伝票・レシート
郵便物や宅配伝票に住所が書いてあれば、当然ながら住所が分かります。
また、レシートに書かれている店名から、生活圏が分かります。
写真加工アプリで住所部分を消したつもりでも、再加工によって住所が見えてしまうこともあります。
宛名ラベルを剥がしたり、住所部分を透けない物で覆って物理的に見えないようにするなど、万全を期すようにして下さい。
③位置情報に注意
X(旧Twitter)には、ツイートに位置情報を追加する機能があります。
この機能は、必ずオフに設定しておきましょう。
その他、イベントなどをリアルタイムで投稿することで、現在地や生活圏がバレてしまいます。
「自宅前が工事中」や「台風が上陸した」といったツイートから、地域が特定できることもあります。
④スマホの画面を盗み見られないように注意
電車に乗っている時などに、スマホでX(旧Twitter)を見ることは多いと思います。
横に座っている人などが、その画面を盗み見て、後でX(旧Twitter)から連絡してくるケースもあります。
X(旧Twitter)から身バレするケースとは逆ですが、つきまとわれる危険があるので注意して下さい。
⑤鍵垢でも注意
X(旧Twitter)は、フォローを許可した人しかツイートを見られない、非公開設定にできます。
ただ非公開設定にしているからといって、気を抜くのは危険です。
非公開設定であっても、いつ、どういう形で情報が拡散されるか分かりませんし、フォローを許可した人からつきまとわれる危険もあります。
ネットストーカー被害にも注意
ストーカーは、現実につきまとう場合に加え、ネットストーカーも注意が必要です。
その対策については、下記記事をご覧ください。
被害に遭ったら、一日でも早く相談するのがお勧めです
どれだけ気を付けていても、被害に遭ってしまうことはありえます。
もし被害に遭ってしまったら、警察や弁護士に相談することをお勧めします。
当弁護士法人では、ネット上での誹謗中傷対策、警察への被害届の提出・告訴などに対応しております。
名誉毀損を受けたり、個人情報を晒された場合は、「発信者情報開示請求」という手続きで投稿者を特定することもできます。
初回無料の法律相談を受けておりますので、一度ご相談下さい。
土日を含めできる限り迅速な対応を心がけております。
まとめ
X(旧Twitter)で自宅や生活圏がバレてしまうことで、ストーカー被害などに遭うケースがあります。
そこで、ツイートする際の注意点について解説しました。