爆サイで過去ログ照会を行う方法を解説!
爆サイは、利用者数が3億人を超えたと発表されている巨大サイトであり、利用者数も非常に多いです。その分、誹謗中傷や嫌がらせの書き込みが行われる事例も多く、不法な書き込みを削除させたり投稿者を特定したりする作業が必要になります。
投稿者を特定するためには、過去ログの情報を照会する必要がありますが、爆サイの過去ログ保存状況や照会に対する回答状況はどのようになっているのでしょうか?今回は、爆サイの過去ログ照会方法を解説します。
爆サイの過去ログ検索方法と保管状況
爆サイなどのインターネットコミュニティサイト上で、誹謗中傷などの書き込みが行われた場合、その書き込みを削除してもらわないと、より多くの人の目に触れることになって被害が広まります。そこで、問題の投稿を削除させる必要がありますが、このとき、過去ログを特定しなければなりません。
過去ログとは、過去に投稿された書き込みの内容のことです。
爆サイで過去ログを検索する場合には、サイト上に「検索」というフォームが設けられているので、ここに検索したいワードを入れると、対象のログが出てきます。
また、爆サイでは、過去ログの保存について
「掲示板への投稿の記録は、削除依頼により削除されたもの、管理人が不適切だとし削除したもの、投稿者自身で削除したものを除くログが保存されています。」
と公表しており、基本的にはすでに削除されたもの以外のログが、すべて保存されています。
そこで、ある程度長期間が経過していてもログ検索ができる可能性が高いですが、今後永続的にログが保管されるという保証はないので、ログを検索して特定するなら、早めにしておく方が良いです。
爆サイへの過去ログ照会方法
誹謗中傷が行われた過去ログが特定できたら、そのログが持つ情報を照会する必要があります。このことを、過去ログ照会と言いますが、これにより、投稿者のIPアドレスやドコモのimodeID、auのサブスクライバID、ソフトバンクの固体識別番号がわかります。
これらの情報がわかったら、そこから投稿者が利用しているプロバイダや携帯電話のキャリアが判明するので、プロバイダや携帯会社に対して投稿者の発信者情報開示を請求できて、投稿者を特定することができます。
爆サイに過去ログ情報を照会するためには、下記の手順が必要です。
- 対象の掲示板を確認できるURLを保存し
- そのスレッドナンバーを特定
- レスナンバーを特定して爆サイ.comにログ情報照会の連絡を入れる
その後、連絡を受けた爆サイ側が『投稿内容が規約違反である』と判断すると、IPアドレスなどの情報が開示されます。
なお、過去ログ照会では、レスごとのログ情報開示はできず、ひとつずつログ照会を行うのが通常です。
また、照会をしても、爆サイ側から却下された場合は情報開示が行われません。この場合、裁判手続きを使って開示を求めます。
まとめ
爆サイの過去ログ情報を照会して投稿者を特定するためには、専門的な手続きが必要なので、弁護士に依頼することをおすすめします。
当事務所でも、爆サイをはじめとしたネット上の誹謗中傷や法人への業務妨害対策に積極的に取り組んでいるので、困ったときにはまずは一度、ご相談ください。