誹謗中傷対策マニュアル
MANUAL
2018.06.01
5ちゃんねる
5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)の悪質な投稿者を警察は逮捕できるのか?
インターネット上で拡散された情報が、実社会にまで影響をおよぼす。かつては考えられなかったことが、現代においては、現実のものとして起こっています。事実、インターネット上に書き込まれた情報によって、被害を被っている人が数多くいるのです。
問題は、そのような被害の当事者になってしまった場合に、どのようにして対処すればいいのかということです。対岸の火事として傍観するのは簡単ですが、本来であれば、他山の石として考えておくことが大切です。自分もいつ巻き込まれるのか分からないのですから
たとえば、2ちゃんねるに書き込まれた悪質な投稿に対して、警察は動いてくれるのでしょうか。通常の犯罪被害であれば、警察に駆け込むことも可能です。問題は、インターネット上の投稿という特殊な事情の場合です。この点についてこちらの記事では、過去の事例をふまえつつ解説していきます。
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目次
2ちゃんねるから広がる被害
娯楽の延長として活用されていた2ちゃんねるも、今では多大な影響力をもつ掲示板へと成長しました。日本最大級の掲示板であるだけでなく、書き込まれる内容の秘匿性の高さから、多くの人を魅了していることは間違いありません。推計によると、一日の閲覧数は2億PVを超えています。
それだけの規模があるvに加えて、コピーサイトやミラーサイト、過去ログサイト、まとめサイトなど、2ちゃんねるの情報拡散を助長するようなサイトも多数存在しています。その結果、普段はあまり2ちゃんねるを閲覧していない人でも、その情報にふれることがあるのです。
その書き込みがもし、事実無根のことであったら。そして、誹謗中傷や個人情報の特定につながるものや企業の風評被害を被るものだとしたら。実生活への被害や営業損害につながりかねません。場合によっては、仕事や社会生活にまで影響がおよんでしまうかもしれないのです。
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2ちゃんねるに関する被害届の現状
たしかに2ちゃんねるは、書き込みに対する匿名性が高いという特徴があります。そのため、他人を貶めるような情報であっても、個人が特定できるようなものであっても、また、特定の企業を中傷するような記事であっても気にすることなく投稿できてしまうのかもしれません。ただし、投稿者は刑事罰の対象となる可能性もあります。
つまり、他人の生命や財産に危害を加えた場合にかされる「脅迫罪」や、みだりに営業を妨害した場合の「威力業務妨害罪」が適用される可能性は十分にあるのです。実際に被害が発生しているのであれば、それがインターネット上の書き込みであっても同様です。
「インターネット上の話だし、匿名性の高い2ちゃんねるだから大丈夫だろう」。そのように考えている人がいるかもしれませんが、事実、過去にも逮捕者がでています。要するに、たとえ2ちゃんねるの書き込みであったとしても、場合によっては罪に問われるということです。
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警察は2ちゃんねるの書き込みに対処してくれるのか?
このような理由から、警察は2ちゃんねるの書き込みに対しても対応してくれることになります。もちろんその前提として、実際に被害が発生していること、被害状況が明らかになっていることは最低限、必要となります。その点は、実際の犯罪と同じです。
たとえば、2ちゃんねるに誹謗中傷まがいの投稿がなされたとしましょう。その場合、「名誉毀損」「侮辱罪」「脅迫罪」「業務妨害罪」「著作権法違反」などに該当する場合があります。名誉毀損とは、相手の名誉を傷つけ、公然と他人の社会的評価をおとそうとすること。侮辱罪とは、不特定多数の人が認識できる状態で他人を侮辱することで罪に問われます。二つの違いは具体的な事実を適示しているかどうかにより決まります。
また、脅迫罪については、生命や身体あるいは財産に対して害を加える告知をした場合に科せられるもの。インターネット上でも同様です。最後に業務妨害罪とは、危険な行為を用いたり、虚偽の情報を流布して業務を妨害することで科せられます。威力業務妨害罪という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
2ちゃんねる関連の逮捕者について
2ちゃんねるの書き込みによって被害が生じた場合、警察および関係各所によってどのような対応がとられるのか。まとめましょう。
書き込みで逮捕されることはあり得る
まず、たとえ2ちゃんねるへの書き込みであったとしても、逮捕されることは十分にあります。過去にもたくさんの事例があります。ですので、2ちゃんねるのなかであっても、他人を中傷する内容は控えるべきでしょう。
ポイントは刑事罰にあたるかどうか
では、どのような場合に逮捕されることがあるのか。それは、実社会と同様に、刑事罰にあたる犯罪行為が行われたどうかがポイントです。すでに述べたとおり、「名誉毀損」「侮辱罪」「脅迫罪」「業務妨害罪」などの犯罪に該当すれば逮捕されたり、起訴されたりすることになります。
2ちゃんねるの書き込みによって逮捕された事例
過去にも、2ちゃんねるの書き込みで逮捕された事例が数多くあります。たとえば、殺害予告などを書き込んで威力業務妨害罪で逮捕された事例や、週刊誌の芸能人のヌード写真を掲載しての著作権法違反で逮捕された事例もあります。そのほかにも、ある個人を暴力団関係者であると書き込み名誉毀損で書類送検されるなどの事例もあります。
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2ちゃんねるの書き込みが犯罪行為につながることも
2ちゃんねるに対して投稿者のipアドレスを請求し、そのipアドレスからアクセスプロバイダに開示請求を行えば、投稿者を割り出すことは可能です。そのようにして、投稿者は逮捕されているのです。犯罪行為を助長する可能性もある2ちゃんねるだからこそ、書き込みの内容には注意するべきでしょう。
また、実際に書き込みをされた被害者は刑事告訴することもひとつの手段として考えておくといいかもしれません。
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弁護士法人ATB
これまで、インターネット匿名掲示板等での『誹謗中傷』に悩む企業や人の相談を 1500 件以上受け、迅速に解決してきた弁護士事務所です。
「5ちゃんねる(2ちゃんねる)」「爆サイ」「ホスラブ」「Twitter」など、数10種類以上のWebサイト、SNS、掲示板の投稿への削除依頼、発信者情報開示請求(投稿者の特定)等に、プロフェッショナルとして幅広く柔軟に対応しています。